オリックスときどき台所

オリックスバファローズ応援ブログです。休日のみ現地観戦-年間20試合観戦が目標ー。他はたまに男の料理ブログと化します。

【WBC】かつての野球王国の意地とプライド

日本5-8キューバ

勝った!勝ったったー!
今大会でキューバとの再戦。以前のキューバ戦で再戦はないだろうと書いていましたが流石にオーストラリアには負けなかったか。失礼しました。しかしながら野球におけるキューバの国力は歯止めの効かない亡命により悲劇的な低下を招いている。この2年で200人以上の野球選手がキューバを離れたと言われている。キューバの人口は1,126万人、遥かに人口が多い日本に置き換えて考えるとキューバの戦力ダウンがいかほどのものか想像に難しくない。だからこそ1次ラウンドで昔のキューバ選手の怖さ、強さを感じず、今大会でもう負けることはないだろうと感じました。しかし今日の1戦では絶対に負けたくないというキューバの意地とプライドを感じるナイスゲームでしたね。

さて試合内容の感想としては、まずは先発の菅野。いやー苦しんでましたね。菅野という投手は外のスライダーの精密なコントロールが信条。全体の球種の6割弱がストレートとスライダー。さらに右打者に対して7割弱を外角に配球して、その外角の被打率は.200を切る。今日はその外角のスライダーをキューバの選手がことごとく手を出さなかった。もちろんキューバの分析でスライダーを手を出さない指示があったのでしょうが、これだけ苦しんだ一番の原因は日本ではストライク判定の外角をボール判定されたことによる。ボール判定のためキューバはスライダーを捨てることができた。アメリカの審判のストライクゾーンはガバガバで適当ーーー、こんなイメージを持っている人が多いですが、私は日本の外角は広く取り過ぎで、今回の大会のゾーン判定が国際標準だと思っています。菅野はこれまでの配球自体を見直さないといけないわけで、今年から投げ始めたチェンジアップを配球に入れだしたことにも簡単に解決できない苦しみを感じます。

これで石川、菅野と先発の2人が長いイニングを期待しにくい状況となってきました。逆にリリーフ陣は兼ねてから決めあぐねていた役割が今日の試合ではっきりと決まりました。宮西、秋吉と繋げて抑えは牧田。結果を出したことで小久保監督の意思にかかわらず牧田の抑えを変えることはないでしょう。これで抑えを変えて打たれたらすごいバッシングになるでしょうから笑
継投主体の試合づくりが一番勝てる確率が高く、そうなると今後もベンチワークが勝敗のカギを握ることとなりそうです。

打線の方は山田が2本のホームラン。山田の調子は判断つかないですねー。結果だけ見れば完全復調ですがここはキューバの分析が行き届いていないため何とも言えない。あんだけ内角に投げることは日本では考えられないですから。去年の内角の打率は.370と極端な成績で不調になればなるほどベース寄りにジリジリと近づいていくという選手。当然そうなると投手もベースから離させるために内角を突く→死球も増える→さらにフォームを崩して悪循環に陥る、これが去年の終盤の不調の原因。本人が言っていたモチベーションの低下が原因ではないと思いますがね。今回の大会でも去年よりベース寄りの構えになっていてメンタル的な闇の深さも感じただけに、まだ信用はできないんですよね。。。これからはデータ分析が行き届いているアメリカなどとぶつかると今日のような配球はないと思います。

2次ラウンドも残りは明日のイスラエルを残すのみ!今日の勝ちでぐっと2次ラウンド突破が現実となりました!明日も応援するぞー!!!


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